スカイツリーに日本再建の願いを込めて
2012年 05月 20日
東京スカイツリーが3日後の22日(火)にオープンします。
http://www.tokyo-skytree.jp/
前名称は「業平橋駅(なりひらばしえき)」だった駅名も「とうきょうスカイツリー駅」とお洒落に変わりましたが、地元の親しみやすさを維持するため、「旧業平橋」の名称も併記しているそうです。
この様な名称の併記はとても素晴らしい配慮ですね。
とうきょうスカイツリー駅・東口(2012年4月20日):Wikipedia
月島方面からの永代橋とはるか彼方にスカイツリー
立派な駅ビルが完成しましたが、その規模の大きさに飲みこまれたりしないで、地元の町では伝統的な古い家屋をそのまま残し、町工場や、長年愛されている小さい専門店がみんな楽しいアイデアを出して、「スカイツリー」の完成と共に活気を帯びてきたのは、素晴らしい事です。
駅近くに大きなショッピングセンターが出来ると、周りの小さな専門店や商店街はすたれることが多く、「シャッター通り」になってしまう事もありましたが、今回は商店街が「下町らしさ」を前面にだしていることで、きっと魅力ある観光地になると思っています。
高層ビルが林立する「月島」の魅力も同じです。
ちょっと裏通りに入れば、長屋があり、駄菓子屋さんがあり、地元に愛される専門店があります。
時代と共に町が変わるのは避けられませんが、懐かしさや愛しさを感じられる「古き良き日本の姿」はいつまでも残してほしいです。
高層マンションばかりの月島も、ちょっと裏通りに入ると昔の日本家屋が並んでいます。
チャン・ツィイーが撮影に訪れた元駄菓子屋さん「高瀬商店」
暫らくぶりに伺ったら、ご主人の姿が見えなくて心配です。 明日また、行ってみます。
超高層マンションの陰になり、ひっそりと佇む民家
各局が頻繁にスカイツリーと地元商店街を取り上げてくれたので、今まで知らなかった「墨田区」の魅力も分かり、行ってみたい!スカイツリーに登ってみたい!との気持ちがつのってきます。
TV局は最近では珍しく、国民のためになる報道をしてくれています。
最近、明るいニュースの少ない日本ですが、「東京スカイツリー」の完成が、国民の希望となってほしいと願います。
5~6年前、シンガポールに旅行した時、沿岸部に林立する建築中の高層ビルに、どれも日本のゼネコンの名前が掛っていて、”世界に誇る日本の建築技術”の強さを目にしました。
3・11の震度5強の大地震でも、建設途中の「スカイツリー」はびくともしませんでしたね。
日本の製造業は世界一です。
ものつくりの国・日本 がんばれ!
日本の町工場 がんばれ!
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今日20日、月島の「高瀬商店」に行ってみました。
高瀬商店は昭和6年建築で、中央区有形文化財に登録されています。
きょうたまたまご近所で植木に水をやっている男性に尋ねたところ、高瀬さんの従兄だとおっしゃって、高瀬さんは暫らく入院なさってから亡くなったそうです。
今になってみれば、いつでも行ってお話が出来たのに、何故行かなかったのかと悔やまれてなりません。
最初は植木の話から始まって、しばらくしてからお店で写真を見たり、昔のお話をして下さったり、お祭りが近付けば”もう体がむずむずしてさ、江戸っ子だからね”と楽しそうに、お話は尽きません。
気になりながらご無沙汰していましたが、きょう偶然、親戚の方にお会いできたのも高瀬さんが呼んで下さったからだと思っています。
いずれは取り壊しとなる、大切な建物の写真になりました。
何回も撮影に使われて、佃の写真集でも有名な建物です。
親戚の方に偶然お会いして、話を伺いました。恥ずかしいので後ろ姿でと、御許可を戴きました。
高瀬さんを思い出しながら、2枚をモノクロにしました。
ここにも家が載っているよ。と言って見せて下さったのは、この写真集だと記憶しています。
残された原風景 東京、佃・月島界隈―吉田成写真集
by mamimami77772
| 2012-05-20 00:14
| 日本の技術や伝統文化
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