【奈良・京都】元日本軍・軍人88歳との出会い

2012年11月27日


平等院」のあと足を延ばして源氏物語ミュージアム、世界遺産(世界文化遺産)宇治上神社宇治神社をお参りしました。こちらは源氏物語ミュージアムの入り口に通じる、趣のある坂道です。
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写真は宇治上神社(菟道稚郎子:うじのわきいらつこ、応神天皇、仁徳天皇を祀る。本殿は日本最古の神社建築。)の鳥居と紅葉です。
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正面の建物が国宝の拝殿となっています。
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●拝殿(国宝、正面)
鎌倉時代前期に宇治離宮を移築したものといわれ、寝殿造の趣きを伝えています。
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奈良では2日目の朝食で、元軍人の88歳になる紳士とテーブルを同席しました。元軍人から戦地のお話を伺う機会などめったにない私達は、初めて耳にすることばかりでした。
このご老人は私達の地元にあるスーパー・マーケット最上階にボーリング場を建築した方です。いまそのボーリング場は取り壊されて新しいビルに建て替えられていますが、そんなことからお話をするきっかけが出来ました。

お礼の気持ちとして、午後から「平等院」までご一緒する事になりました。
高齢でも背筋はピンとして姿勢が良く、平等院の砂利道をヨロヨロ歩く私達を背に、さっそうと先頭を歩くお姿は、”さすが戦争にいらした方だ”と感心するばかりです。 奈良へは、友人のお見舞いのためにいらしたのだそうです。


この紳士から「重営倉(じゅうえいそう)」という名前をお聞きし、その存在を始めて知りました。Wikipediaによる「営倉」の解説で、最も重い懲罰が重営倉です。
●「営倉」とは:Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%B6%E5%80%89


日本軍の規律は大変厳しく、現地の人々に対しての対応も当然礼儀正しかったと言えます。
軍内の器物を破損した場合なども懲罰の対象となりましたが、万が一現地の人に暴行したり、特に女性に対して性犯罪を犯せば「重営倉」、つまり軍の刑務所に入れられ、階級は下げられ、その上「内地」で留守宅を守っている家族にもその不名誉な報告がされると言う事です。
重営倉」は最も厳しい懲罰で、食事は水と麦、塩だけで過ごさなければならなかったのです。

「重営倉」に入ることは死に値する程の恥ずかしさでした。それゆえ自殺する兵士もいたほどの厳しい懲罰であり、だったのだそうです。

またそれとは逆に、戦地で良いことをしたり手柄を立てれば階級が一気に上がり、それも家族に報告されたと言う事です。 兵士の留守宅(自宅)が農業を営んでいる場合には、地元小中学校の生徒たちが代わりに農作業のお手伝いに伺ったりと、様々な恩恵があったそうです。

「皆日本兵に惚れた」、 日本人の精神に惚れたのだそうです
「韓国や中国に帰化する人間はいないが、なぜ皆日本に帰化したがるのかを考えてみれば分かる。 世界から尊敬される日本人に帰化したいからだろう。それは戦時中、日本兵の立派な行いが尊敬されていた頃と少しも変わっていない。」と、この様におっしゃっていました。

ご高齢のため遠い昔を思い出しながら、記憶も幾分曖昧かもしれませんが、目の前でこの様なお話をお聞き出来たことは幸せです。 この話からも、慰安婦連行などあるはずがないと分かります。
戦地でそんなことをしたら、お国に戻ることなど出来ないですよ。」とおっしゃっていました。

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国宝平等院鳳凰堂は屋根葺き替え及び塗装事業が行われ、平成26年3月31日に完成の予定です。
ご住職さまが大変近代的なお考えで、ライトアップも工夫がこらされ、トップページは日本語のほか、英語ハングル中国語に至ってはご丁寧にも「繁体」と「簡体」両方でご紹介されています。
http://www.byodoin.or.jp/index.html


平等院の参道近くには、記念館なっているお茶屋さんの建物が並んでいます。
上林記念館
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こちらが参道の販売店舗です。店員さんの対応が丁寧で、お店のイメージは更に良くなります。
上林春松本店」HP:http://www.shunsho.co.jp/
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宇治橋を正面にして、右が参道入り口です。周りの山々の紅葉が綺麗ですね。宇治橋は「瀬田の唐橋」と「山崎橋」と共に、日本三古橋の一つに数えられています。
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宇治橋は古今和歌集や紫式部の源氏物語に登場する橋で、宇治橋を背景にたたずむ紫式部像
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「うだつ」と言う言葉を御存じでしょうか。ここに来てお茶屋さんの蔵や文化財となっている家屋に「うだつ」が無いが、京都の建物にはないのだろうか、と同行した紳士がみんなに質問し始めて、通りすがりの地元の方にもお尋ねすることになりました。

WikiPedia : 「うだつ」とは: 日本家屋の屋根に取り付けられる小柱、防火壁、装飾。本来は梲と書き、室町以降は卯建・宇立などの字が当てられた
うだつを上げるためにはそれなりの出費が必要だったことから、これが上がっている家は比較的裕福な家に限られていた。これが「生活や地位が向上しない」「状態が今ひとつ良くない」「見栄えがしない」という意味の慣用句「うだつが上がらない」の語源のひとつと考えられている。

今日うだつのある街並みは少なくなっているが、徳島県美馬市の脇町南町や、岐阜県の美濃市などでは、うだつを地域の象徴的な存在としてその保存に努めている。
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京都の古い家屋に「うだつ」は無いこと、岐阜県美濃辺りが有名である事を、地元の皆さまから嫌な顔もせずに丁寧に説明していただき、「やや冷淡」なイメージがあった京都人に、途端に好印象をもつ結果となりました。


現在修復中のため味気ないシートで覆われている「平等院鳳凰堂
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紅葉は素晴らしいです。
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仕事柄、家に引きこもっていることが多いので、違う土地や普段接する事の無い人と出会うことの大切さが見にしみた旅行になりました。世界一の紅葉に感動すると共に、どこに行っても日本人の温かさや優しさに触れて、思い出深い旅行となりました。

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by mamimami77772 | 2012-11-27 13:33 | 日本の技術や伝統文化
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