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◆【尖閣諸島】大正九年一月 遭難支那人救助三十一人件と感謝状について

2013年1月13日


中国が長年かけて焚書し、証拠隠滅したにもかかわらず、昨年12月27日には足元である北京の中国外務省档案館(外交史料館)に「尖閣諸島は琉球の一部」とされる外交文書が所蔵されていることが報道されました。
これは時事通信が文書原文のコピーを入手したことで、公開されることとなりましたが、「無署名」を理由に、中国側は公式ではないと言い張っています。(ページの最後に転載してあります。)



この中国外務省の主張を覆す歴史的史料「大正九年一月 遭難支那人救助三十一人件」が、日本外務省史料館に保存されています。昨年12月1日、2回に分けて「日本外務省史料館」所蔵の【大正九年一月 遭難支那人救助三十一人件】の現代語訳を当ブログに載せました。


◆【尖閣諸島】大正九年一月 遭難支那人救助三十一人件と感謝状について_d0252916_14262553.jpg
中華民国駐長崎領事・馮冕から石垣島島民への感謝状

作者:中華民國駐長崎領事 馮冕


●その1  http://kawaiimog.exblog.jp/17335571/

●その2  http://kawaiimog.exblog.jp/17336665/



これは大正時代に中国の福建省恵安県(現、泉州市に位置する)の漁民、郭合順氏ら三十一人が遭難して、日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島(現、尖閣諸島)にある和洋島(現、魚釣島)に漂着してから、祖国に無事戻るまでのやり取りを詳細に記録した、日本外務省、内務省、石垣村、そして中華民国総領事の公電を記録した歴史的史料です。

有名な「感謝状」を補完する重要な史料であり、「尖閣諸島」が日本の領土であることを証明する動かぬ証拠となります。



先日目視で読み取れる範囲の公電10通を現代文に書き換え、交流のある秘書を通じて事情を説明し、数名の国会議員さんにお送りしましたので、今後どこかでお役に立てて下さる事を願っています。

現在この文書の現代語訳はインターネットで公開されていませんし、当然ですが、史料そのものが図書館などで閲覧できるものではありません。
それ故日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島(現、尖閣諸島)と記され、中華民国駐長崎領事 馮冕 押印されている「感謝状」を補完する重要な史料となります。


昨年12月、北京で発見された外交資料は「無署名」であると中国側は反論していますが、沖縄県石垣市立八重山博物館に保管されている2通の「感謝状」には中華民国駐長崎領事 馮冕の公印が間違いなくあります。

日本政府外務省、そして命がけで日本を守って下さる海上保安庁自衛隊の皆さまへ、激励の気持ちを込めて続けて参りました。 

日本政府と外務省は、証拠となる多くの歴史史料を中国側に堂々と突き付け、ひるむことなく、諦めることなく、「尖閣」は日本の領土であると主張してほしいと願っています。



「清国困難船及漂民救助雑件の表紙」
◆【尖閣諸島】大正九年一月 遭難支那人救助三十一人件と感謝状について_d0252916_1657898.jpg


「大正九年一月 遭難支那人救助三十一人件」が記されている目次
◆【尖閣諸島】大正九年一月 遭難支那人救助三十一人件と感謝状について_d0252916_16582839.jpg



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【続報:「尖閣」文書の矛盾に再反論=存在は否定せず-中国外務省】一部のみ転載
http://blog.goo.ne.jp/azmshoko/e/2eb7dc594e244fafd7b5329023c17516


この外交文書について、中国外務省の華春瑩副報道局長は31日、「中国側は十分な歴史と法的根拠を有している」と反論し、「釣魚島は台湾の一部」とする主張は揺るがないとの立場を改めて強調した。

外交文書の存在そのものは否定しなかった

在日中国大使館報道官も31日までに、この外交文書に関してウェブサイトでコメントを発表。「日本側が無署名の参考資料を使って自らの誤った立場を支えようと企てているのは自信のなさの表れだ」とし、「日本側がいかなる小細工をしようとも、釣魚島が中国に属するという基本的事実を揺るがすことはできない」と訴えた。

無署名の参考資料」とは、中国政府が公式に発表した文書でないことを強調する狙いがあるとみられる。
by mamimami77772 | 2013-01-13 17:17 | 尖閣諸島と沖縄 | Comments(0)

日本の素晴らしさを再確認したい


by ウサウサ